米国ETF

徹底比較!! 人気米国ETF!! VOO/VTI/VIG/QQQ 2021年3月最新版!!

ETFとは株式市場に上場している投資信託のことで、上場投資信託と呼ばれます。米国ETFとは米国の株式市場に上場している上場投資信託の事を指します

ETFは数十から数千の企業の株式から構成されているため分散が効いた非常に良い商品ですが、この記事では現在人気の米国ETFに対してそれぞれどのような特徴があるか解説し、特徴の比較を行っていきます。

こんな方に読んでいただきたい

  • 米国ETFの特徴を知りたい!
  • 米国ETFを比較したい!
  • 米国ETFでポートポートフォリオを作成したい!

今回はVTI/VOO/QQQ/VIGといった長期的なキャピタルゲインを得る事を目的とした米国ETFを対象として3月19日の最新のデータを使用して比較を行っていきます。
*構成銘柄のデータはファンドホームページ、株価、トータルリターン等の情報はBloombergのデータを参照しています。

今まで見られなかった素顔が見えてくるかもしれません。

*キャピタルゲイン:株式や債券など、保有している資産を売却することによって得られる売買差益のこと

各米国ETFの特徴

それではまずはじめにVOO/VTI/VIG/QQQ各ETFに関して一つ一つ特徴を解説していきます。

VOOの特徴

VOOの特徴を見ていきます。

VOOの基本情報

まずVOOは言わずと知れた「S&P500」をインデックスに追従する形で運用されるETFとなります。

VOOは大企業のみが含まれ、より成長性の高い大企業に集中して投資が可能な商品となります。それでも500もの企業に一括して投資できているためそれだけでも分散投資できている優れたETFですね。

また、運用総額が大きい事もあり信託報酬は0.03%と非常に割安となっていますので、非常に購入し易い商品と言えます。

直近5年の成績を見てみると基本的には右肩上がりの成績をおさめており、米国の大型企業の成長をそのまま享受できるような銘柄と言えますね。

中期と短期の状況を見ていくために5年/1年/3ヶ月の成績を見てみましょう。

5年チャート

5年チャートを見ると急落や暴落を繰り返しながらも右肩上がりの成長を続けている事がわかります。

1年チャート

直近一年のチャートは下記のようになっています。コロナ暴落による大底が丁度一年前だったこともあって、コロナ暴落からの回復の様子がよく分かります。昨年も9月、11月、そして今年も2月、3月に急落を経験していますが、基本的にはコロナ暴落以降右肩上がりの急回復をしている事が分かります。

年初来チャート

2021年に入ってからのチャートです。
今年に入ってから3ヶ月経過しようとしていますが、すでに2月、3月と2回ほど急落局面を経験しています。これは米国10年債の利回りの急上昇により発生しているもので、現状は1.7%付近を推移していますが、この利回りの水準はまだまだ低い状況であり、今後もこういった急落⇨戻しは発生するものと思われます。

金利が上昇していくと企業が融資を受ける際に実績の少ない中小企業にとって資金調達が難しくなる懸念から中小企業のグロース株の株価に大きく影響しますが、大企業の集まりであるVOOはこの金利上昇の影響を受けにくいという長所があると考えられます。

VOOのセクター比率

下記がVOOのセクター比率になります。

VOOのセクター比率をレーダーチャートで示すと下記の通りとなります。
情報技術セクターが一番大きい割合をしめていますが、その他のセクターも基本的には満遍なく投資できる銘柄と言えると思います。

このETFだけでも幅広く分散されており、一つだけでも立派なポートフォリオとなる優れたETFであると言えます

組入銘柄上位10社

下記がVOOの構成銘柄上位10社となります。
赤くハイライトしているのがいわゆるGAFAMとなりますが、GAFAMだけで全体の約21%の割合を占めていいます。

また、前回との変化点としてはTeslaの組入比率が若干下がった事です。。組入後一気にGAFAMの牙城を崩す勢いで切れ込んできていましたが、2月、3月の急落により株価が見直されて大きく調整したことによる影響ですね。

S&P500の中でのGAFAMの存在感の大きさをこういうところでも感じることができますね。

VOO: S&P500に連動して運用される

信託報酬が0.03%と割安
高いトータルリターン
コロナ回復後急回復

  • セクター比率上位3セクター
    情報技術/ヘルスケア/一般消費財
  • GAFAM比率
    21%

VTIの特徴

それでは次にVTIの特徴を見ていきましょう。

VTIの基本情報

VTIの特徴としてに始めに挙げられるのはやはり「銘柄数」となります
VTIはS&P500も含めた全米の大企業、中小企業約3500社に分散して投資が可能でこれだけでも分散投資ができる代物です。

VOOとの大きな違いはこの部分であり、大企業中心に投資ができるVOOに対して中小企業(成長株)に投資できるのがVTIということになります。

個人的には中小型株の成長の影響を享受することができることがVTIの魅力の一つであると考えています

また、設定年が2001年という事で「ITバブル(2002年)」や「リーマンショック(2008年)」といった大きな暴落を経験した上で成長し続けている点も挙げられます。

運用総額が大きい事にもより信託手数料も0.03%と非常にが安く一株単価も比較的安い事から非常に投資し易い銘柄と言えます。

5年チャート

5年チャートを見るとVOO同様急落や暴落を繰り返しながらも右肩上がりの成長を続けている事がわかります。若干VTIの方が良い成績をおさめているものの、ほぼ同じ値動きと言えますね。
(緑色がVOOで赤色がVTI)

1年チャート

直近一年のチャートは下記のようになっています。コロナ暴落による大底が丁度一年前だったこともあって、コロナ暴落からの回復の様子がよく分かります。コロナ暴落以降VOO同様右肩上がりの急回復をしていますが、この局面においてもVOOに対して若干良い成績をおさめています。

(緑色がVOOで赤色がVTI)

年初来チャート

2021年に入ってからのチャートです。
金利が上昇していくと企業が融資を受ける際に実績の少ない中小企業にとって資金調達が難しくなる懸念から中小企業のグロース株の株価に大きく影響しますが、急落のタイミングではVOOに比べて大きく値を下げていますが、今のところ上昇するタイミングでVOOより大きく戻していることから良い成績をおさめています。しかし、今後の展開を考えると大型テックを大きく含むVOOの方がアウトパフォームする局面も出てくるのではないかと考えられます。

(緑色がVOOで赤色がVTI)

VTIのセクター比率

VTIのセクター比率は下記の通りとなっています。

下記はファンドHPの抜粋ですが、VTIに関してはICBという業種別ベンチマークにより分類されているため厳密にいうとVOOなどで使用されている世界産業分類基準 ”Global Industry Classification Standard” とは分類の方法が若干異なる事を前提にご覧いただけると幸いです。

VTIのセクター比率をレーダーチャートで示すと下記の通りとなります。

VOO同様、このETFだけでも幅広く分散されており、一つだけでも立派なポートフォリオとなる優れたETFであると言えます

組入銘柄上位10社

下記がVTIの構成銘柄上位10社となります。
赤くハイライトしているのがいわゆるGAFAMとなりますが、GAFAMだけで全体の約18%の割合を占めている形となります

VOOのGAFAMの組入比率が約21%ですからVOOに比べるとGAFAMの組入比率が若干小さくなっています。

これはVTIの方が銘柄数が格段に大きいため、自ずと全体に対するGAFAMの構成比率も下がっているということです。そう考えると全米の中のS&P500の比率自体も時価総額でいうとかなりの割合を占めていることになりますね。

VTI: S&P500を含む全米の3500社への分散投資が可能

「ITバブル」、「リーマンショック」を乗り越えている
信託報酬が0.03%と割安
高いトータルリターン
直近はVOOを上回る好成績

  • セクター比率上位3セクター
    情報技術/一般消費財/資本財
  • GAFAM比率
    18%

VIGの特徴

VIGの特徴を見ていきます。

VIGの基本情報

VIGの特徴としてまず始めに挙げられるのが「連続増配株」で構成されている点です。VIGの組み入れ銘柄の組み入れ条件として10年以上の連続増配があり、数千ある米国株式の中からただ増配を続けているだけではなく、増配の可能性が低い銘柄は排除されており暴落時の下げ幅が少ないことも特徴に挙げられます

このように下落時のボラティリティが小さいという事は資産形成後の取り崩し局面で影響を最小限にすることができるため有効に働いてくれることが期待できます。

しかし、直近のパフォーマンスを見てみるとVTI、VOOに対してパフォーマンスが劣っている状況です。これは後述するようにセクターの分布による影響とコロナでの暴落時の値下げ幅がその他のETFに比べて少なかった事であると考えています。好不調のセクターは変わりますのでこう言った調子の悪い時期も存在するということも認識しておいた方が良さそうですね。

5年チャート

5年チャートを見るとVOOやVTIに比べパフォーマンスとしてはかなり劣後している状況です。
緑色がVOOで赤色がVTIで水色がVIG)

1年チャート

直近一年のチャートは下記のようになっています。コロナ暴落による大底が丁度一年前だったこともあって、コロナ暴落からの回復の様子がよく分かります。コロナ後の成績ははっきりとVOO/VTIにおいていかれている状況です。
これについては元々下落局面で大きく下げないというディフェンシブな特徴からくるものではないかと考えています。その影響で下落幅の大きかった銘柄に比べて戻しが少ないことからこういった成績となってると考えます

緑色がVOOで赤色がVTIで水色がVIG)

 

年初来チャート

2021年に入ってからのチャートです。
VOO/VTIと同様2度の調整局面で下落をしていますが、上昇幅も小さいながら下げる際の下落幅が小さくボラティリティが低い事が分かります。決してパフォーマンスは高くないものの乱高下する相場の中ではこういった銘柄をポートフォリオに据えておくことにメリットを感じる方も少なくないのではないかと思います。

緑色がVOOで赤色がVTIで水色がVIG)

VIGのセクター比率

VIGのセクター比率は下記の通りです。

下記はファンドHPの抜粋ですが、VIGに関してはICBという業種別ベンチマークにより分類されているため厳密にいうとVOOなどで使用されている世界産業分類基準 ”Global Industry Classification Standard” とは分類の方法が若干異なる事を前提にご覧いただけると幸いです。

VIGのセクター比率をレーダーチャートで示すと下記の通りとなります。

資本財、一般消費財の比率が大きく、金融や不動産なので景気敏感セクターをあまり含んでいないことから、ディフェンス力が強いETFと言えると思います。

ただし前述の通り、このセクター比率の違いが時にはその他の銘柄に対してパフォーマンスが劣るという状況も作ってしまいます。ポートフォリオを作る時にはポートフォリオ上のセクター比率について検討するのも良いのではないかと思います、

組入銘柄上位10社

下記がVIGの構成銘柄上位10社となります。
赤くハイライトしているのがいわゆるGAFAMとなりますが、GAFAMだけで全体の約4%とそのほかのETFに比べると非常に低くなっています。これについてはVIGのファンドの組入条件によりMicrosoftしか入っていない状況となっています。2年後からはAppleが追加となる可能性が高いので期待したいと思います。

VIG: 10年以上の連続増配株で構成される

「ITバブル」、「リーマンショック」を乗り越えている
信託報酬が0.06%と割安
下落時での株価の下げ幅が小さい
直近のパフォーマンスがVOO/VTIと比べて悪い

  • セクター比率上位3セクター
    一般消費財/資本財/ヘルスケア
  • GAFAM比率
    4%

QQQの特徴

QQQの特徴を見ていきます。

QQQの基本情報

QQQの特徴としてまず挙げられるのがNASDAQ 100に連動した運用がされていると言う事です。NASDAQ 100は米国の中でもハイテク株(情報技術/電気通信)を中心とした中小企業やハイテク産業など主にベンチャー向けの新興市場となります。
ファンドのセクター比率も情報技術/電気通信だけで68%を占めておりハイテク株に特化したETFであると言えます。

また設定年も1999年と「ITバブル(2002年)」や「リーマンショック(2008年)」を乗り越えているところも良い特徴として挙げられます。

しかし、その他のETFに比べると信託報酬が0.20%とやや割高となっていることと、一株あたりの単価が若干高めな部分があり、この点は運用していく上でネガティブな要素となります。

5年チャート

5年チャートを見るとその他の銘柄に比べてかなりアウトパフォームしており、上昇率も190%と圧倒的な成績を納めています。ここ1、2年の勢いがチャートにも現れていますね。
緑色がVOO、赤色がVTI、水色がVIG、橙色がQQQ)

 

1年チャート

直近一年のチャートは下記のようになっています。コロナ暴落による大底が丁度一年前だったこともあって、コロナ暴落からの回復の様子がよく分かります。5年チャートではその他の銘柄に比べて圧倒的な成績を納めていたQQQですが、1年チャートで見てみるとさほどアウトパフォームできていない事が分かります。特に2021年に入ってからの下げが顕著である事が分かります

緑色がVOO、赤色がVTI、水色がVIG、橙色がQQQ)

 

年初来チャート

2021年に入ってからのチャートです。
年初来ではなんとVIGも含めたその他の銘柄に対して劣後する結果となっています。特に2月、3月の金利上昇による影響を色濃く受けており、パフォーマンスも唯一のマイナスを記録するなど昨年の勢いが見られなくなっています。

これはその他の銘柄に比べてグロース株を含む割合が大きく、金利上昇に対して敏感に反応した結果であると思われます。緑色がVOO、赤色がVTI、水色がVIG、橙色がQQQ)

今後の景気回復局面においては確実に緩やかな金利上昇が考えられますので、その他の銘柄に比べパフォーマンスが劣る場合も考えられます。もっともハイテクセクターは我々の生活においてなくてはならないものとなっているため中長期的には成長の見込める銘柄であり、中期長期的にはポートフォリオの据えておきたい銘柄であると考えています。

QQQのセクター比率

QQQのセクター比率は下記の通りです。

QQQのセクター比率をレーダーチャートで示すと下記の通りとなります。

情報技術、電気通信に特化したまさにハイテク特化型のETFと言えます。

組入銘柄上位10社

下記がQQQの構成銘柄上位10社となります。
赤くハイライトしているのがいわゆるGAFAMとなりますが、GAFAMだけで全体の約40%と非常に高くなっています

QQQ: NASDAQ 100に連動して運用される

「ITバブル」、「リーマンショック」を乗り越えている
2020年まで圧倒的なトータルリターン
株価の値動きが比較的激しい
信託報酬が他のETFと比べると0.20%と若干高め
金利上昇局面でのパフォーマンスの悪化

  • セクター比率上位3セクター
    情報技術/電気通信/生活必需品
  • GAFAM比率
    40%

VOO/VTI/VIG/QQQの特徴比較

前の項目まででそれぞれのETFの特徴について紹介してきました。
この項では各ETFの特徴の違いについて比較を行っていきます。

各銘柄の特徴のおさらい

基本情報の比較

トータルリターンに関しては中期と短期でみるとかなり様子が変わってきている事が分かります。5年ではQQQ が圧倒的な成績を納めていましたが、3ヶ月ではQQQのパフォーマンスが一番悪くVTIが一番良い成績をおさめているという結果となりました

2021年に入ってからの金利上昇の影響がこの辺りに色濃く出る結果となっています。

組入銘柄上位10社

赤色の部分がGAFAMになります。横に並べてみるとそれぞれの特徴の違いがよくわかりますね!

ETF特徴評価

基本情報についてグラフで比較すると下記のようになります。

銘柄数/信託報酬/一株単価/運用総額

銘柄数は圧倒的にVTIが大きい、信託報酬はQQQが高い、人株単価はVIGが安くて購入しやすい、運用総額はVIGが低く他と比べると流動性が低い。といったところです。

配当利回り/トータルリーターン

配当利回りはVIGが良い、トータルリターンについては長期の成績はQQQが圧倒的、直近の成績ではQQQのパフォーマンスが劣るという形です。

ETF評価結果まとめ

もっと分かりやすくするためにそれぞれの項目に対して◎/○/△/×に識別していきます。分け方は下記の通りです。
◎:非常に優れている
○:優れている
△:まあまあ
×:あまり良くない

この識別は筆者の独断と偏見て決めているので、参考程度で見ていただけると助かります!

上記をみるとそれぞれの銘柄の特徴がかなり見えてきますね。
私の印象をまとめると下記の通りです。

各銘柄の特徴

  • VOO
    言わずと知れたS&P500のインデックスファンド
    ○ 信託報酬が割安
    ○ 銘柄の分散が効いている
    ○ 暴落の経験が今回のコロナショックのみであるが、S&P500自体が幾多の暴落を経験しつつも成長し続けている実績から
    △ 一株単価が高い
    ○ 長期的に高いトータルリターンが期待できる
    ○ GAFAM構成比率が24%と高い
  • VTI
    S&P500も含めた3500に投資できるインデックスファンド
    ○ 信託報酬が割安
    ◎ 一番銘柄の分散が効いている
    ○ 「ITバブル」「リーマンショック」を乗り越えている
    ○ 一株単価が安い
    ○ 長期的に高いトータルリターンが期待できる
    ○ GAFAM構成比率が20%と高い
  • VIG
    連続増配株で構成されたファンド
    ○ 信託報酬が割安
    ○ 銘柄の分散が効いている

    ○ 「リーマンショック」を乗り越えている
    ○ 一株単価が比較的安いのが魅力
    ○ 長期的に高いトータルリターンが期待できる
    △ 直近の株価はVOOに対して劣る
    ○ コロナショックでは暴落の影響が比較的小さかった
    △ GAFAMの構成比率が5%とその他のETFと比べると低い
     *ただし2年後にはAppleの組入の可能性が…
  • QQQ
    NASDAQ 100に連動するインデックスファンド
    △ 信託報酬が比較的高い
    ○ 銘柄の分散が効いている
    ○ 「ITバブル」「リーマンショック」を乗り越えている
    △ 一株単価が高い

    △ 株価の値動きが比較的激しい
    ◎ トータルリターンは他のETFを寄せ付けない
    ○直近のトータルリーターンはVTIと差がない
    ◎ GAFAM構成比率が46%と非常に高い
    △ 直近の成績が他の銘柄に対して劣る

セクター比率の比較

続いてセクター比率のグラフを並べて確認していきます。

このグラフをみるとそれぞれの銘柄の特徴が見えてきます。

下記は景気循環に対するセクターローテーションについて追記したチャートになりますが、上記のレーダーチャートと比べてみるとVOOとVTIは上位3セクターが順位は異なるものの景気循環に対するセクター分布がある程度散らばっており各ETF単体でもセクター分散がされていることが分かります。

VOOとVTIに対してVIGとQQQに関しては独自の特徴が示されていることが分かります。

VIGは「生活必需品」、「資本材」といった暴落相場でも比較的影響を受けにくいセクターを含む形状となっており、暴落相場での底堅さが伺えます。実際に今回の暴落相場でも小さい下げ幅で推移できた事の裏付けですね。

QQQは「情報技術」、「電気通信」のセクターが尖っておりまさに『ハイテク特化型』ともいうべき形状をしています

どの銘柄についても長期的に運用することを考えると間違えがない銘柄であると思います。ただし、ある頻度で急落はあるということや銘柄のセクター分布の特性上有利な時期や不利な時期が存在する事は頭の中に入れておかなければいけません。(ずっと上がり続けるということはないと言う事)

長期投資を行う上では上記のような急落に一喜一憂する事なく投資を継続する忍耐が必要となります。

 

また、ETFといっても一つの銘柄だけでは全てのセクターに分散して投資できる訳ではないということです。

必要に応じて複数のETFを組み合わせるなど、さらなるセクターの分散についても検討する余地があるのではないかと思います。

まとめ

この記事では3月20日付の最新のデータで銘柄の比較を行ってきました。

個人的には長期的に投資することを考えると銘柄やセクターの分散が効いていた方が良いと考えているので、そういう意味だと一株単価の安く、銘柄数の多いVTIが上位に上がってくると感じていますし、

連続増配に魅力を感じる方はVIGを選択するのも一つの解となるのでは?と思います。今は他のETFに比べると調子が悪いですが、ポートフォリオに組み入れている方にとってはリバランスで購入していくチャンスであるとも言えると思います。

ただしQQQに関しては中心に据えるには少しリスクが大きい銘柄なのではないか??と個人的には感じます。その他の銘柄も組み合わせる事でポートフォリオのバランスを考えながら購入するのが良いのではないか?と思います。

いずれにしてもどのETFも非常に優秀な銘柄ですのでどれを選んでも良いと考えますが、最終的には人それぞれの考えや好みによるということとなると思います。

この記事が銘柄選びの一つの助けとなれば幸いです!

最後に…
投資はやはり自己責任になりますので、様々な情報に対して自分で納得した上で行動する前提で臨む姿勢が必要であると思います。(上手くいかなかった時に誰かのせいにしてもお金が戻ってくることはありませんので。。。)

金融リテラシーをあげて豊かな人生を歩んでいきましょう!!

投資はあくまでも自己責任!
自分自身が納得した上で行動を!

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