目次
高配当株投資って何??
高配当投資…
何となく聞いたことがある方もおられると思いますが、ここでは高配当投資についての疑問についてメリット/デメリット、注意点等含めて解説していきます。
そもそも高配当株ってなに??
まずは「そもそも高配当株とは何か??」という点について解説していきます。
「高配当株」とはその名の通り
配当が高い株式
です。これだけだと何のことだか分からない!と言う方もおられると思いますので、配当金について簡単に説明いたします。
配当とは、「企業が得た利益の一部を、株主へ還元するもの」です。
株式会社は事業を行うにあたって資金を調達するために株式を発行しその事業に対して投資をしたい/応援したい資本家が株式を買うことで成り立っています。
配当は
「事業がうまくいった際にその利益の分け前を資本家である株主に還元する。」
というものです。
日本の場合、配当の還元は年に1回または2回という企業がほとんどですが、米国の株式ETFだと年に4回というものも存在します。
定期的に配当を出す企業は投資家にとっては魅力的な投資先として捉えられるため、この配当金に力を入れる企業も多くあります。
アメリカの方が株主至上主義の傾向が強く、日本に比べ配当額や配当金の増額に力を入れている印象があります。
それでは高配当株投資について詳しく説明していきます。
高配当株投資とは??
高配当株投資とは名前の通り、株式の配当により利益を得る投資手法となります。
購入するのは、株式の個別銘柄やファンドが投資商品を選んでくれたパッケージ商品(株式ETF)であり、基本的に株式を購入した後は売却を考えず保有し続けることが前提となります。
前述の通り株式を保有していると一定周期で企業またはファンドから株主に配当金が配られます。
この配当金は保有している株式によって異なり、株価に対する配当金の割合を「配当利回り」と呼びます。
高配当株投資は
「配当利回り」が高い株式/ファンドを購入し配当金を得ることで利益を享受する投資手法
となります。
高配当株投資のメリットとデメリットは??
それでは高配当株投資の特徴について解説していきます。
高配当株投資では定期的に「配当金」による収入を得ることができるため、キャッシュフロー(定期的な不労所得)を産むことができるというのが特徴の一つとなります。
また、配当金を再投資していくことでインデックス投資には劣るものの長期的に資産を形成することも可能となりますが、
例えば生活費を賄うだけの配当を得るためには非常に多くの高配当株を所有することが必要となるため、長期間積み立てを行いかつ保有し続けなければいけません。
高配当株を個別銘柄で購入している方もいらっしゃいますが、初心者にどの銘柄が良いか判断するのは非常に難しく、銘柄の良し悪しを判断する知識と労力が必要となります。
米国の株式市場には資産運用会社が選定した高配当株式で構成された投資信託が上場したETFという商品があり、自分で銘柄を分散させる必要がない初心者でも始めやすい環境が整っています。
日本においてもETFは存在するものの、米国ETFに比べる構成銘柄がイマイチという商品が多く、日本株で高配当株投資をする場合には自分自身で個別銘柄を購入して行く必要があるため初心者にとっては手を出すべき領域ではないのかなぁと感じています。
米国ETFでも、日本の個別株でも、運用していく中で自ずと株式に対する知識を得ることができるためその点は自分に対する投資という意味でメリットになると考えます。
また、現在世界的に発生している株価の暴落に対して配当金については株価ほど影響を受けにくいという特徴があります。
最後に、配当金が「上がること」「下がること」「なくなること」をそれぞれ、「増配」「減配」「無配」と呼びますが、
増配するか減配するか無配とするかは企業およびファンドが決めることあり、高配当株投資には「減配」「無配」のリスクがあることを忘れてはいけません。
配当金の利回りは大体3〜5%程度
メリット.
- キャッシュフロー(定期的な不労所得)が得られる
- 株価の上昇による利益が見込める
- 配当金は株価の下落に左右されにくい
- 運用していくことで株式の知識が得られる
デメリット.
- 知識と労力が必要
- 長期間積み立てを行い保有し続ける必要がある
- 配当金で生活するには多額の資産が必要
- 「減配」、「無配」のリスクがある
ドルコスト平均法の併用
ドルコスト平均法は価格が変動する株や債券等を一定額で、かつ購入期間を分散して定期的に買い続ける手法です。
高配当株も成長率はインデックス投資に劣るとはいえ、株価の上昇も見込まれます。
この手法を用いることで自ずと株価/債券等の価格が高い時には少なく、安い時には多く買うことができるので細かく株価相場を見ながら購入量を調整する必要なく資産を購入していくことができます。
ドルコスト平均法を併用することで、「時間の分散」、「複利効果の享受」の効果を得ることができるため、手軽にリスクを減らしながら資産を増やしていくことが可能です。
前述の通り、生活費を賄うだけの配当を得るためには非常に多くの高配当株を所有することが必要となるため、長期間積み立てを行いかつ保有し続けなければならないため、
ドルコスト平均法を併用することで購入時期を分散させることが可能です。
- ドルコスト平均法の併用がオススメ!
時間の分散、複利効果を享受しよう!
どんな人にオススメか??
投資をする目的は人によって様々と思いますが、高配当株投資がどのような方に向いているかというと、
「長期的な資産形成」をしつつ
「安定的なキャッシュフローを得たい」
と考えている方となります。
前述の通り高配当株投資は基本的には配当金を得ることで利益を享受する投資方法になりますので、「短期的に利益を得たい」方や「資産の最大化を狙いたい」という方には向いていません。
「将来定期的な収入を確保して仕事をやめたい」「老後に収入を定期的に得たい」というような目的の方に向いていると言えます。
- 高配当株投資は長期保有が前提
- 「将来定期的な収入を確保してリタイアしたい」
「老後に収入を定期的に得たい」
方に向いている
まとめ
高配当株投資とドルコスト平均法の併用は「将来定期的な収入を確保してリタイアしたい」「老後収入を定期的に得たい」というように
定期的な不労所得(安定的なキャッシュフロー)を得たい
方に向いています。
保有しているだけで定期的に収入が得られるものとなりますが、生活資金に充てられるほどの資産を構築するには長い年月が必要であり、コツコツと積み立てて行くことが重要です。
積み立てをはじめた当初は中々配当金が得られずやきもきすると思いますが、早く始めれば始めるだけ「定期的な不労所得を得る」目標を達成しやすくなりますし額も上がっていきます。
投資による資産運用を始めたいと考えている方は検討の余地ありです!
なお、やはり私は「資産の最大化を狙いたい」という方にはインデックス投資がオススメです。
資産の最大化を狙いたい方にはインデックス投資がオススメ
インデックス投資って何?-今からでも遅くない資産運用-
最後に…
投資はやはり自己責任になりますので、様々な情報に対して自分で納得した上で行動する前提で臨む姿勢が必要であると思います。(上手くいかなかった時に誰かのせいにしてもお金が戻ってくることはありませんので。。。)
金融リテラシーをあげて豊かな人生を歩んでいきましょう!!
投資はあくまでも自己責任!
自分自身が納得した上で行動を!
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