人生編

自分の人生を考える 5 体外受精 – 妊娠 – 出産

みなさん普段どのような生活を送られているでしょうか?

朝: 起床、食事食べる、歯を磨く、出社する
昼: ひたすら仕事
夜: 帰宅、食事食べる、テレビ/SNS、風呂に入る、寝る

サラリーマンのみなさんは大体こんな感じでしょうか?
こんな生活に特に疑問も抱かずに日々暮らしている方もいらっしゃると思います。

たまに今の自分の生き方って勿体無いかも。。。と思いつつ結局身体が動かずまたいつもと同じ生活を送っていく。

まさに昨年までの私はそんな感じでした。。。

 

この記事では私がどうして投資を始める事を決めたのか?

について

「家族で豊かに生活し続ける」事を目標にしたキッカケとなった不妊治療や妊娠、出産についてのエピソードを交えてお伝えしたいと思います。

こんな方に読んでいただきたい

  • 子供が欲しいとかいらないとか特に考えていない
  • 奥さんもしくは旦那さんと子供に関して特に話していない
  • 奥さんのことが好き
  • 不妊治療を検討している

前回までは奥さんとの出会いから、不妊治療を始めたところまでについてお話をさせていただきましたのでその内容を少し振り返ります。

結婚 – 不妊治療 – 人工受精/体外受精

私はアラフォーで奥さんも同じ年のアラフォー。フルタイムで働いています。

私たちは大学のサークル活動で出会い20代の中盤で結婚して以来、10年程度2人で楽しく暮らしてきました。

2人とも、”音楽“と”旅行“と“お酒”が大好きで、音楽フェスに行ったり、毎年沖縄旅行に行ったり、海外旅行に行ったり、月に何回も居酒屋に飲みに行ったりと
本当に好きな場所に行って、好きな物を食べて、好きなお酒を飲んで、とにかく好き勝手に生活をしていました。

30代に入った頃の私は

『奥さんと2人で楽しく今までのように好き勝手やりながら暮らして行ければいいかなぁ』

と漠然と考えていましたし、奥さんと子供について話すこともなかったのでなんとなく奥さんも同じように考えているのでは?と思っていました。

その後奥さんの「子供を作りたい!」という意思を真剣に考えることなく子作り、不妊治療を始めることに。。。

結果としては奥さんが家出するなど夫婦の危機がありそれを乗り越える際に「奥さんとの価値観の共有」を行い人工授精を行う事を決意しました。

人工授精を行うに当たって我々が直面した問題とそれに対して行なった大切な事については下記の記事で詳しくご紹介しています。

人工授精、そして体外受精の決意

人工授精は「事前に男性の精子を採取しておき、排卵日の直前もしくは排卵日当日に子宮内に直接注入する」というものですが、結果として私たち夫婦は人工授精まで行っても子供を授かることはできずいよいよ体外受精を行う事を決めました

私たちは前回の奥さん家出事件の際に話し合った時に

「仮に人工授精で妊娠出来なかったら体外受精まではトライしよう!」

という事を決めていたので、体外受精実施の判断はスムーズに行う事が出来ました。

体外受精/顕微授精

体外受精といっても種類があり、当然ながらより妊娠できる確率の高い方法の方が治療費が高額になっていきます。

私たちはその中でも確率の高いと言われる「顕微授精法(ICSI)」を選択しました

顕微授精とはなるべく形がよく運動性も良好な厳選した精子を、顕微鏡下で細い針(直径0.01㎜)にて吸引して直接卵子に注入し受精させる方法となります。

体外受精:採取した卵子と精子をシャーレの中に入れて受精させる方法
顕微授精:卵子に直接精子を入れて受精させる方法

体外受精においては顕微授精の場合も卵子と精子を事前に取り出しておく必要があります

男性は顕微授精の当日に精子を採取するだけで良いのですが、女性は顕微授精当日までに薬品の投与や観察のために複数回受診を行わなければなりません

通常一回体外受精を行うまでに4から5回の受診が必要となることが多いようですが、奥さんの場合も合計で5回の受診を必要としました。

奥さんは当時仕事をしながら不妊治療を行っていましたので、仕事の休みを取って受診するなど大きな負担をかけることになりました。

何より通院時に妊娠されているお母さんとすれ違うこともしばしばあったことで精神的に疲弊する部分が大きかったようです

人工授精もそうですが、体外受精においては女性側にかかる負担が非常に大きく、男性側が出来ることといえば奥さんの辛さを理解して寄り添うことぐらいしかできません。

普段の生活で出来る家事をやるなどする事で奥さんの負担を出来るだけ軽く出来るようにしていくことが大切だと思います。

胚盤胞の移植

体外受精、顕微授精では体外で受精した受精卵を培養し細胞分裂した胚盤胞を採取します。その中で状態の良いものを選び母体に移植するというのが体外受精の受精方法となります。

我々はありがたいことにこの際に複数個の胚盤胞を得ることができたため、その中で状態の良いものを先生に選んでいただきその胚盤胞を奥さんに移植することになりました。

移植をする事になってからは胚盤胞の成長具合も確認した上で奥さんの生理のタイミングを調整したり、胚移植を行った際に着床しやすくするために薬を服用したり子宮の状態を確認するために数回通院するなど、奥さんの負担が少なくなる事はありません。。。

 

培養された胚盤胞については凍結して保存しておくことができます。胚盤胞の保管には当然保管費用が発生しますが、我々は残りの胚盤胞を凍結保存することにしました。

残りの胚盤胞を保存しておく利点としては凍結保存を行うことで再度体外受精を行うことができることです。

例えば一人が生まれて何年か後にもう一人子供が欲しいと言う場合に凍結しておいて自分たちのタイミングで移植を行うと言う選択肢もできます。

精子や卵子はやはり年を追う毎に妊娠しずらい状態になるため、出来るだけ若いうちに胚盤胞を凍結しておけるというという考え方もあると思います。

妊娠、そして出産へ!

待望の妊娠!

我々はありがたいことに顕微授精における最初の胚盤胞の移植で妊娠することができました。この時の喜びは今でも忘れられません。

ここから出産に向けて色々と準備していくこととなります。

奥さんは看護師をしていますが、出産の直前まで産休に入ることができませんでした。
ですので、大きいお腹のままハードな仕事をする事となり、奥さんには大きな負担をかける事になりました。

また、この頃丁度私の仕事も忙しく、朝早く出勤して夜遅く帰宅するため家事のほとんどの負担を奥さんにかけてしまっていました。

夜帰ってからも風呂に入って奥さんの作ったご飯を奥さんが大好きなお酒を飲みながら食べて食器はそのままにして風呂に入って寝る生活。

今考えると「アホか!!」と思うような行動を行っていました。
疲れているのは奥さんも同じ、しかもお腹に子供がいる状態、その上大好きなお酒を目の前で美味しそうに飲まれる。。。私が妻の立場だったら耐えられないかも知れません。

今になってあの時の自分の行動を反省しています。

 

そんなこともありつつも、予定日の前日まで母体として大きな問題なく過ごすことができ後は出産を待つばかりとなりました。

出産に際しては奥さんの負担を軽くするために奥さんのお母さんに出産の前から待機してもらう事とし、お母さんに遠くから遠征してもらいました。

出産後に奥さんも言っていましたがやはり出産の際には自分の母親や旦那(私)が側にいてくれると心強いとのことでした。出産の時には周りに気を遣っている余裕などないので、なんでも言える身近な家族が側にいるということが大切なのかも知れません。
*そういう意味では旦那さんの両親とかではかえって奥さんのストレスになってしまうことも考えられます。

出産前に行った事

出産の直前まで聞くのが怖かったので聞けなかったのですが、大切な事なので奥さんに考えを聞く事に。。。

それは「奥さんと子供の命を選択しなければならないとなった場合どう判断するか?」という事。

私自身は、奥さんの事が好きでこれからも一緒に人生を歩んで行きたいと思っていたので、「もしそうなったら奥さんの命を選択したい」と自分の気持ちを伝えました。

それに対する奥さんの答えは

「そうなった場合は私ではなく子供の命を選んでほしい」

正直ショックでしたが、奥さんの意思はかたく断固たる意思を持っていることが分かったため、私も真剣に受け取って、

「そんな自体は絶対に望まないけど、分かった」

と答えました。

出産は最悪なこともあり得る。という事。

私は奥さんや子供の命の危険性もある事を改めて覚悟して出産を迎えることとなりました。

そして出産へ

さて、肝心の出産ですが結論からいうと非常に過酷なものになりました。

予定日の前日の昼頃に破水して病院に連れていきましたが、そこからがかなり長かった。。。破水からトータル32時間。。。

ここからは32時間の記録です。

出産に際しては私と奥さんのお母さんと交代しながら奥さんの付き添いを行いましたが、正直私もお母さんもかなりフラフラな状態になっていました。

そんな中奥さんは一人だけずっと陣痛が来る度に激痛に襲われ、眠ることもできない。ちょっと自分に置き換えることは考えられない事を奥さんはやっている。そう感じました。

この時の私の役割は奥さんの側にいて陣痛に合わせて膣付近をテニスボールで抑えることと水分補給の介助。。。
うまく抑える事が出来れば奥さんがかなり楽になるようですが、これがなかなか難しく、「そこじゃない!!」と何度も叱られてしまいました。。。

その後も全く陣痛の間隔が短くなることはなく、破水から24時間後に促進剤を投与して様子をみる事に。。。

ちなみに、この間には破水して病院に来てからすぐに分娩が始まるようなお母さん方を何組も拝見して、あとで奥さんに聞くと「こんなに頑張ってくれているのにどうしてウチだけ。。。」と思ってしまったそうです。当然ですよね。。。

ようやく陣痛の間隔が短くなって来た翌日の夕方頃に分娩室に移動し、赤ちゃんの心拍を見ながら陣痛の間隔が短くなる事をまつ事となりましたが、ここからが修羅場の始まりです。

ここからは急展開過ぎて何が起こっているのかいまだにしっかりとは理解できていないのですが、主治医の先生に加えてその他の先生方が合計5、6人くらい集まって何やら話をした後に物凄い光景が。。。

先生全員で奥さんの周りを囲んで
奥さんのお腹を押し出す先生、
奥さんの足を押さえつける先生、
息子に頭に吸盤をくっつけて引っ張る先生、
そして先生と先生の間でオロオロしている私。

もう何が何やら。。。

後から聞いたら奥さんの子宮口の開きが悪く、出て来づらい状態が続いていたとのことから吸引分娩を選択したとのことで、それでもなかなか陣痛の間隔が早まらず判断が難しかったとのこと。帝王切開に戻ることも出来ないところまで来たため吸引分娩を選択した。とのことでした。

結果先生方の息のあった連携プレーで無事に生まれて来る事ができました。

実際に息子が取り上げられる現場に立ち会うことができて、新たな生命の誕生に素直に「スゲーッッッッ!!」と思いました。

これは今まで感じて来たどんな感動をも上回る物となりました。

出産後の知られざる修羅場

後から聞いた話なのですが、出産後に胎盤を母体から取り出すのですが、その際に奥さんが大量の出血をして命の危険があったという事です。

通常出産後に意外と簡単に胎盤は剥がれるものであるらしいのですが、奥さんの場合は非常に剥がれにくく無理やり剥がすこととなりその結果出血したとのことでした。

人間の血液量は大体4Lで1.2L以上の出血で生命の危険があると言われている中、奥さんの出血量はなんと2L程度あり、本当に妻の命の危険があったのです。

出血時の先生の処置が良かったことと奥さんの生命力によってことなきを得ました。

正直出産する場所が総合病院だったので適切な処置で助かりましたが、後から先生から説明を受けた際に「これが助産院や十分な設備が備わっていない病院での出産となると助かっていたかどうか分からなかった」とのコメントをいただき、血の気が引いた事を覚えています。

これから出産される方は特に出産する場所についてはしっかりと考えた方が良いのではないかと思います。

自然分娩等人それぞれのこだわりはあると思いますが、出産は本当に何があるか分からない、それを体験している身からすると設備の整った病院での出産を選択される事を強くお勧めします。

私も出産に立ち会わせてただきましたが、上記のような過酷な出産でしたので、産まれてくるまでは生きている心地がしませんでした。

無事に長男を産み、生きてくれている妻に本当に感謝しています。

出産を通じた変化

出産による成長

この出産を経験して一番感じた事は「生命の尊さ」です。

今まで家族に関して大切だとは思いつつもこんなに尊いものであると感じた事はありませんでした。

今まで人生の中で大切な事は何か?と問われた際にこれといって答えはありませんでしたが、この経験を経て私の人生の中で一番の大切な事は間違いなく

「家族で一生幸せに生きていく事」

であると答えます。

これは私の成長であり、
そんな新たな人生の目的を与えてくれた「生きていてくれた奥さん」「産まれてきてくれた息子」に感謝しています。

投資を始めたきっかけ

まさにこの出産を経験したことが「投資を始めたきっかけ」となりました。

私の人生の目的は「家族で一生幸せに生きていく」ことです。
人生の目的が明確になると自然と真剣に将来のことを考えるようになりました。

  1. 今までの生活を続けているだけでは目的を遂げることができないことがわかる
  2. 生活を改めて貯金をしていくだけでも難しそうだとわかる
  3. じゃあ投資して増やすしかない

となった訳です。

あくまでも私が投資する理由は「家族で一生幸せに生きていく」こと。

この目的を忘れずこれからの人生を歩んでいきたいと思っています。

まとめ

この記事では日々なんとなく生きていた会社員がどうして自分の人生について考えるようになったのか?

今回は妊娠出産を通してのアラフォーおじさんの心境の変化や人生の目標を決めるきっかけについてご紹介してきました。

本当に出産というのは神秘的なものです。だからこそ、そのための試練も大きい。

 

妊娠、出産における奥さんへの負担は男性が思っている以上に大きいです。

不妊治療を経験して不妊治療は奥さんが行うものではなく夫婦2人で行うことが必要であると感じています。

男性ができる事は何か?それは、

奥さんとしっかり会話し、価値観を共有する事。
奥さんが一人で頑張っていると感じないように寄り添う事。

2人で悩んで2人で決めて行くことが大切です。

 

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