人生編

自分の人生について考える3 投資銘柄、アセットアロケーションの決定

家族で豊かに暮らし続けるには??

こんにちはアラフォーの製造メーカーに務める会社員です。
夫婦共働き、長男が一人の3人家族の子育て世帯です。

あることがきっかけで「家族で豊かに暮らし続ける」ことを人生の目標に掲げて資産形成を初めています。このブログでは我が家の資産形成の過程について解説しています。

我が家では人生の目標である「家族で豊かに暮らし続ける」ことを達成するために、下記のステップで資産計画を作成しはじめました。

資産計画の作成ステップ

①「豊かさ」に対する価値観の共有

②「豊かさ」の実現のため必要な老後資産の算出
1、前提条件の設定
2、60歳時点での老後資産の算出

③資産計画の作成
1、資産形成方法の選定
2、投資方法の選定
3、資産配分の決定

*前回はここまで

4、投資銘柄の選定 なぜ米国か?? S&P 500VTIVIG
5、我が家のアセットアロケーション

今回は次回からの続き、我が家の「投資銘柄の選定方法」と「アセットアロケーション」の決定の過程について解説していきます。

まずは前回までのおさらいから、
すでに読まれている方や興味のない方は読み飛ばしてください!

①価値観の共有

私は「妻と息子と3人で豊かに暮らし続ける」ことを目標に掲げましたが、この「豊かさ」という言葉は人それぞれの価値観によって変わってくるものであると考えています。

そこで目的地を明確にするために我が家ではまず、①「豊かさ」に対する価値観の共有を行いました。

  • 豊かさの定義は人によって違う!
  • 自分にとっての豊かさとは何か明確にすることが大切!
  • 一緒に過ごしていくパートナーとの認識の共有が大事!

②老後資産の算出

「豊かさ」に対する価値観が共有できたところで今度はその実現のために実際に何をすべきか、という課題に直面します。その中で一番押さえておかなければいけない事が言わずもがな「お金」についてです。

我が家では②「豊かさ」の実現のため必要な老後資産の算出を行い、資産計画作成のための前提条件を確認しました。

資産形成の計画を立てるためにはやはり価値観の共有が重要です。家族で価値観の共有がしっかりできていれば老後資金の算出に必要な項目(いつまでに資産が必要か、老後の支出額はどれくらいか等。。。)を明確にすることができます。
前提条件を明確に!

  • いつまでにどれだけの資産が必要がシミュレーションを行うこと!
  • シミュレーションは価値観の共有後に行うことが大切!

検討の結果、我が家における「家族で豊かに暮らし続ける」ために60歳時点で必要な資産は1億円であるというシミュレーション結果が出ました。

③資産計画の作成

次に60歳までにどのようにして1億円の資産を作るか?について③資産計画の作成に取り掛かり下記の3点に対して基本的な考え方をまとめました。

1、資産形成の方法/2、投資方法/3、資産配分の決定

どのような資産形成の方法(貯金、株式投資、不動産など)を用いいるのか?、投資をする際にどのような投資方法(長期短期、ドルコスト平均法、インデックス投資)を用いいるのか?、資産配分はどのようにするのか??といった点について一つづつ明確にしていきます。

検討の結果我が家では下記の基本方針のもと資産計画を立てていくことに決定しました。

資産計画作成の基本方針

  • 資産形成の目標:
    60歳までに1億円の資産
  • 投資方針:
    インデックス投資でドルコスト平均法
    投資利回りは年利5%を想定
  • 資産配分:
    貨幣資産(円)と投資資産を4:6の割合

今回は上記の基本方針を踏まえて投資計画における4、投資銘柄の選定5、アセットアロケーションの決定の過程について解説していきたいと思います。

4、投資銘柄の選定

結論から言うと我が家は楽天VTI (楽天・全米株式インデックス・ファンド)とVIG(バンガード・米国増配株式ETF)を中心とした投資を行っていきます。

我が家は60歳に1億円の資産を形成するに当たって年利5%の想定の元シミュレーションを行いました。これは米国株式の期待利回りが5%から9とか5%から7%など投資家によって様々な意見があるように、利回り5%という数字は米国株式に投資することで最低限期待して良い数値であると考えています

なぜ米国か?

なぜ米国か??という問いに対しての答えは「今後も長期的な成長が見込まれる」からです。ドルコスト平均法を用いた長期投資を想定しているため、「今後も長期的な成長が見込まれる」という条件が一番重要となります。

米国株市場は過去40年以上、右肩上がりの成長を一貫して続けていますし、Google、Amazon、Appleといった今をときめく世界を代表するグローバル企業も全て米国企業であることからも今後も世界経済を引っ張っていくのはアメリカであると考えています。

ここで日本を代表する日経平均株価指数とアメリカを代表するNYダウの株価指数の推移について比較していきます。

まずは日経平均

続いてダウ平均

どちらが成長し続けているか一目瞭然ですね。アメリカ経済が長期に渡って成長し続けていることがよく分かります。仮にこのうちのどちらの指標への連動を目指したインデックスファンドを選べば良いかというと、答えはダウ平均ですね。

2020年3月14日現在、株価暴落の真っ最中ですがこれは全世界的に言えることであり、私はアメリカ経済は長期的には成長し続けると考えています。

S&P 500かVTIか??

米国株式に投資する際に投資家の中でもよく話題になるのがS&P 500とVTIですが、それぞれ米国株で構成されているという点では同じなのですが、それぞれ特徴が違います。

S&P 500

その名の通り500の構成銘柄(工業株400種、運輸株20種、公共株40種、金融株40種)で構成されていて、ニューヨーク市場の時価総額の約75%をカバーしていて、市場全体の動きを表す指標として知られており、時価総額の大きな大型株の動きに大きく影響を受けるという特徴があります。

  • S&P 500は500の銘柄から構成されている。
  • 時価総額の大きな大型株が多い。
VTI

VTIはS&P 500も含めたおよそ4000銘柄で構成されており、全米の株式全て(といっても良いくらい)が含まれています。S&P500が時価総額の大きな大型株中心の構成になっていることに対してVTIは中型株、小型株も含めて幅広い構成となっています。このことからより分散のきいたファンドと言えます。(S&P500でも十分に分散できていますが…)

  • VTIは”S&P 500も含んだ”約4,000銘柄から構成されている。
  • 中型株、小型株も含んでおりより分散効果が高い。

また、下記は過去10年のVTIとS&P 500のトータルリターンの比較になりますが(青色がVTIで赤色がS&P 500)、わずかですがVTIの方がトータルリターンが大きい結果となっています。

正直なところ、S&P 500でもVTIでもどちらの商品を選んでも良いと思っていますが、私はどちらかというとより分散が効いているVTIの方が好みに合っているのかなぁと思っています。

VIG

VIG(バンガード・米国増配株式ETF)は米国株式のうち連続増配を10年以上継続している銘柄のうち180社で構成されてるファンドです数千ある米国株式の中から選び抜かれているためただ増配を続けているだけではなく、増配の可能性が低い銘柄は排除されています。ですので長期的には高配当株化する可能性があるのでは?と期待しています。

また、構成銘柄が製造資本財やウォルマート、マクドルドなどの消費サービスの比率が50%近くとなっており、暴落時の下げ幅が少ないことも特徴に挙げられます。実際に現在の暴落の最中でもその他のETFが大幅に下落する中、VIGの下げ幅は小さい結果となっています。

株価の推移を見てみても現状はS&P 500に匹敵する成績を収めており(青色がVIGで赤色がS&P500)、長期的な株価の上昇も期待できるため、中心に据えるには良いファンドであると考えています。

  • VIGは連続増配株を中心とした約180銘柄から構成されている。
  • S&P 500に匹敵する株価上昇が見込まれる。
  • 連続増配10年以上の銘柄のため今後も増配が期待される。
  • 暴落時の株価の下がり幅がその他のファンドに比べて小さい。

S&P 500に連動したETFと言えばVOO、高配当株ETFだとVYM、SPYD、HDVなどがありますが、長期投資を行って資産を形成し20年後/30年後の資産を形成したい私には将来の高配当株化を期待しつつS&P 500に匹敵するトータルリターンが期待できるVIGが合っているのではないかと考えています。

5、我が家のアセットアロケーション

前回、60歳時点での資産配分を
貯金: 4,000万円、株式: 6,000万円 (合計1億円)
と設定しました。

月々にすると下記のような積立額となります。
貯金:毎月およそ148,000円の積立
株式投資:毎月およそ125,000円の積立
合計:273,000
↑最低これだけの積立資金が必要!!

我が家ではこのうち楽天VTIとVIGを中心に積立投資を行っていくことに決めましたが、その内訳についてご説明します。

つみたてNISA/iDeCo枠の使用

まず、楽天VTIについては私と妻のつみたてNISA枠と私のiDeCo枠を使用します。
つみたてNISA/iDeCoについては投資で得られた利益への課税に対しての優遇制度になりますが、こちらについてはドルコスト平均法でのインデックス投資にうってつけの制度となりますのでフルに使用します。

つみたてNISAは一人当たり年間400,000円までの枠があり、その範囲内で課税に対しての優遇を受けることができるため、年間で2人で800,000円、月々に換算するとおよそ66,600円ずつ積立購入していくことができます。また、iDeCoは毎月12,000円の枠が使用できますので、合わせて78,600円を楽天VTIに投資していくことになります。

ですので、125,000円の投資額のうち78,600円をNISA/iDeCo枠を用いて投資する形となります。そして残った46400円分でVIGを積立購入していきます。

月々の貯金、楽天VTIの積立額を超えて投資が可能な場合はできるだけVIGに投入することを考えています。

  • 楽天VTIはつみたてNISA/iDeCoで税制優遇を受けることが可能
  • つみたてNISA/iDeCo枠は積極的に活用する

我が家のアセットアロケーション

貯金も含めると下記のようなアセットアロケーションとなります。

かなり貯金の割合が高く守りが強めのアセットアロケーションとなっていますが、我が家には0歳の息子がいて来年にはもう一人子供を授かりたいなぁと思っているので、育児/教育のためにある程度現金を持っておく必要があると考えているからです。

  • 子供が小さい子育て世代は生活防衛資金+育児/教育資金を意識
  • 手元にある程度現金を持っておく方がベター

これで資産計画は完了となります!

最後に我が家の資産計画についておさらいします!

我が家の資産計画

  • 資産形成の目標:60歳までに1億円
    貨幣資産(円)と投資資産は4:6の割合とする。
  • 投資方針:インデックス投資でのドルコスト平均法
    投資利回りは年利5%を想定
  • 投資先:楽天VTIVIG
    楽天VTI月々78,600ずつ積立
    *つみたてNISA/iDeCo枠を使用
    VIG月々46400ずつ積立
    *上限なく貯蓄と投資信託以外の資産を投入
    貯金月々148,000ずつ積立

合計:273,000円+α(VIG投資額により変化)

  • アセットアロケーション

この投資プランで「家族で豊かに暮らし続ける」を実現させます!

最後に、、、

この方法がベストであるとは私も思っていませんが、最低でも60点は取れる方法であると考えています。

しかし、投資はやっぱり自己責任になりますので、様々な情報に対して自分で納得した上で行動する前提で臨む姿勢が必要であると思います。(上手くいかなかった時に誰かのせいにしてもお金が戻ってくることはありませんので。。。)

金融リテラシーをあげて豊かな人生を歩んでいきましょう!!

投資はあくまでも自己責任!
自分自身が納得した上で行動を!

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