家族で豊かに暮らし続けるには??
こんにちはアラフォーの製造メーカーに務める会社員です。
夫婦共働き、長男が一人の3人家族の子育て世帯です。
あることがきっかけで「家族で豊かに暮らし続ける」ことを人生の目標に掲げて資産形成を初めています。このブログでは我が家の資産形成の過程について解説しています。
「家族で豊かに暮らし続ける」ために、下記のステップで資産計画を作成しはじめました。
資産計画の作成ステップ
①「豊かさ」に対する価値観の共有
②「豊かさ」の実現のため必要な老後資産の算出
1、前提条件の設定
2、60歳時点での老後資産の算出
*前回はここまで
③資産計画の作成
1、資産形成方法の選定
2、投資方法の選定
ドルコスト平均法とは??、インデックス投資とは??
3、資産配分の決定
❶貯金で5000万円、投資で5000万円の場合
❷貯金で4000万円、投資で6000万円の場合
❸貯金で3000万円、投資で7000万円の場合
オマケ、投資開始年齢別積立シミュレーション
私たち家族は①「豊かさ」に対する価値観の共有、②「豊かさ」の実現のため必要な老後資産の算出を行い、資産計画作成のための前提条件を確認しました。
まずは前回のおさらいをさせていただきます。
すでに読まれている方や興味のない方は読み飛ばして下さい!
①価値観の共有
私は「妻と息子と3人で豊かに暮らし続ける」ことを目標に掲げましたが、この「豊かさ」という言葉は人それぞれの価値観によって変わってくるものであると考えています。
そこで目的地を明確にするために我が家ではまず、①「豊かさ」に対する価値観の共有を行いました。
①「豊かさ」に対する価値観の共有に関しては下記の記事で詳しく解説しています!
https://22kenf22.com/自分の人生について考える
- 豊かさの定義は人によって違う!
- 自分にとっての豊かさとは何か明確にすることが大切!
- 一緒に過ごしていくパートナーとの認識の共有が大事!
②老後資産の算出
「豊かさ」に対する価値観が共有できたところで今度はその実現のために実際に何をすべきか、という課題に直面します。その中で一番押さえておかなければいけない事が言わずもがな「お金」についてです。
我が家では②「豊かさ」の実現のため必要な老後資産の算出を行い、資産計画作成のための前提条件を確認しました。
②「豊かさ」の実現のため必要な老後資産の算出の過程については下記の記事で解説しています!
https://22kenf22.com/自分の人生について考える
資産形成の計画を立てるためにはやはり価値観の共有が重要です。家族で価値観の共有がしっかりできていれば老後資金の算出に必要な項目(いつまでに資産が必要か、老後の支出額はどれくらいか等。。。)を明確にすることができます。
前提条件を明確に!
- いつまでにどれだけの資産が必要がシミュレーションを行うこと!
- シミュレーションは価値観の共有後に行うことが大切!
検討の結果、我が家における「家族で豊かに暮らし続ける」ために60歳時点で必要な資産は1億円であるというシミュレーション結果が出ました。
それでは、我が家の資産計画の作成の過程について解説していきます。
③資産計画の作成
1、資産形成方法の選定
まず、1億円の資産を得るために色々な資産形成の方法があると思いますが、我が家の資産形成の方法として以下の2点を候補に挙げました。
1、貯金(銀行預金)
2、投資
*不動産で資産形成をされている方も大勢おられますが、知識不足なのことと資産購入後にやるべき事が多く手間がかかるため今回は除外しました。
それではそれぞれの特徴について紹介していきます。
1、貯金(銀行預金)
貯金(銀行預金)については皆さんにも馴染み深い資産運用の方法であると思います。
銀行預金も円に投資しているという意味で投資に入るのですが、ここでは判りやすく解説するために分けて表現させていただきます。
貯めれば貯めた分だけ増やしていけて基本的に元本が保証されていることが特徴として挙げられます。ただし、銀行預金の金利は0.001%から0.2%程度しかなく利回りとしては非常に低いため”増やす”という意味だと著しくスピードは遅いということになります。また、元本保証ではあるもののインフレにより貨幣価値が下がることによるリスクをはらんでいます。
貯金(銀行預金)について
- 基本は元本割れリスクがない方法
- 銀行の金利が低すぎるため増えるスピードが著しく遅い
- インフレリスク(貨幣価値の下落)があることに注意
2、投資
投資は国内外の株式や債権、投資信託等を購入して運用する資産運用の方法ですが、2019年時点では日本国民の20%しか行なっていないというデータがあるように、広く世間一般の方々から受け入れられている資産運用の方法ではないようです。
投資の特徴としては株式や債権を購入することから元本割れリスクがあるということが挙げられます。ただし、貯蓄と違いどのような投資を行うかにもよりますが利回りがだいたい3%〜7%ぐらいと銀行預金(0.001%から0.2%)に比べて100倍から1000倍違います。また、株式等を保有している場合はインフレリスクに対しての対策にもなります。
株式/債券への投資について
- 元本割れのリスクがある。
- 利回りが3%〜7%くらいあり資産を増やす目的にあっている
- 株式等を保有することで、インフレリスクへの対策になる
3、投資効果の違い
実際に「貯金」と「投資」でどれだけ資産形成に対しての効果が異なるのか検証していきます。
仮に毎月1万円を20年間積立た場合に20年後にどれだけの運用収益が得られるかという条件でシミュレーションを行いました。シミュレーションには私もよく利用している楽天証券の積立シミュレーションを使用しました。
まずは貯金(20年間、1ヶ月1万円、利回り0.2%で運用した場合)
続いて投資(20年間、1ヶ月1万円、利回り3%で運用した場合)
上記の2つについて濃い水色の部分が、資産運用により得られた運用収益になりますが、
貯金の運用収益:48,438円
投資の運用収益:883,020円
その差は800万円
上記のように投資効果の差は明らかです。
これだけを見ると全部投資に回してしまえば良い!と考えてしまいそうですが、忘れてはいけないのは株式や債券も含めた投資には元本割れのリスクがあるということです。
特に株式には長期間投資していく中で必ず大暴落がありますので貯金額を全て投資に突っ込むというのはリスクを取りすぎていると言えます。
実際に株式の大暴落で資産が半分になってしまうというケースもあります。
そうなった場合に全体の資産が半分になってしまうため、貨幣資産等のリスクの低い資産もある程度持っておく必要があると考えています。
また、銀行預金については円(貨幣)に対してはインフレリスク(貨幣価値の下落)が存在するためそのリスク回避として株式、債権等に投資することでリスク分散が行えるという側面もあると考えています。
ということで我が家では貯金と投資を併用して資産形成を行うこととしました。
- 資産の集中投資はリスクが高いので避ける
- 全て投資に回すと有事の際にすぐアクセスできるお金がなくなるため危険!
- インフレリスクも考え資産の分散を行うことが大切!
2、投資手法の決定
この項目では投資を行なっていくうえで採用する手法について解説します。
結論から申し上げますと、我が家ではドルコスト平均法を用いたインデックス投資を採用しました。それぞれの特徴を簡単に説明します。
ドルコスト平均法とは??
ドルコスト平均法は価格が変動する株や債券等を一定額で、かつ購入期間を分散して定期的に買い続ける手法です。
この手法を用いることで自ずと株価/債券等の価格が高い時には少なく、安い時には多く買うことができるので細かく株価相場を見ながら購入量を調整する必要なく資産を購入していくことができます。
ですので、長期的に右肩上がりの成長を続ける商品を購入すれば長期間投資すれば必ずといっていいほど利益が得られる手法となります。ただし、いくらドルコスト平均法を用いても右肩下りの成長を続ける商品を購入し続けても利益が得られませんので注意が必要です。
インデックス投資とは??
インデックス投資とは主要な経済指標(インデックス)と連動するように運用されているインデックスファンドに対する投資のことです。
自分で個別銘柄を選んで購入するのではなく、インデックスファンドが経済指標との連動を目標に投資商品を選んでくれたパッケージ商品(投資信託やETF)を購入する形となります。馴染み深いものだと、日経平均株価やTOPIXといった日本株の指標を目標に沿って運用されるので商品を購入する際にはどの指標(インデックス)と連動して運用されているのかが重要となります。
この手法の一番大きなメリットとしては手軽に分散投資ができることです。日経平均株価連動型のインデックスファンドであれば225銘柄に投資しているのと同じなのでそのうちの1社の株価が下落しようが全体としての影響は非常に少ないということです。
ドルコスト平均法とインデックス投資を掛け合わせることで、購入時期の分散と購入商品の分散ができることとなり、適切なインデックスファンド(手数料が安い、指標の長期的な成長が見込まれる)を選べば長期的に運用すれば初心者でも利益が得られる可能性が非常に高い手法となります。
インデックス投資については下記の記事で詳しく解説しています!
インデックス投資って何?-今からでも遅くない資産運用-
<余談>
高配当株投資についても安定的に配当金が得られそうで魅力的ではあるのですが、ある程度資産額が大きくないと難しそうなので検討から外しました。今後資産が形成された後には高配当株の購入も視野に入れても良いかなと考えています。
高配当株投資については下記の記事で詳しく解説しています!
高配当株投資とは??-今からでも遅くない資産運用-
- ドルコスト平均法:購入時期の分散が簡単にできる。
- インデックス投資:購入先の分散が簡単にできる。
適切なインデックスファンド(手数料が安い、指標の長期的な成長が見込まれる)を選ぶことが大切!!
3、資産配分の決定
資産運用の種類と投資における手法が決まりましたので実際に「60歳までに1億円の資産を形成する」ために毎月どれだけの積立をしていく必要があるか?という点について検証を行なっていきます。
私たち夫婦は貯金と投資を併用して資産を築いていくことに決めましたので毎月どれだけの貯金と投資を行えば良いか楽天証券積立シミュレーションを使用してシミュレーションしていきます。
シミュレーションは60歳時点の資産配分を
❶貯金で5000万円、投資で5000万円の場合
❷貯金で4000万円、投資で6000万円の場合
❸貯金で3000万円、投資で7000万円の場合
の3パターンに分けて行っていきます。
現在の私の年齢を38歳とすると投資額以外の条件は下記の通りとなります。
積立期間:60歳までの22年間
目標額:5000万円
年利:貯金は0.2%、投資は5%
年利に関しては貯金はネット銀行等で優遇等で可能になる0.2%、投資に関しては一般的に言われている米国株のインデックスファンドの期待利回りが5〜7%であることから5%に設定。
❶貯金で5000万円、投資で5000万円の場合
貯金:毎月およそ185,000円の積立が必要
投資:毎月およそ105,000円の積立が必要。
貯金:毎月およそ185,000円の積立が必要
投資:毎月およそ105,000円の積立が必要
合計:290,000円
❷貯金で4000万円、投資で6000万円の場合
貯金:毎月およそ148,000円の積立が必要
投資:毎月およそ125,000円の積立が必要。
貯金:毎月およそ148,000円の積立が必要
投資:毎月およそ125,000円の積立が必要
合計:273,000円
❸貯金で3000万円、投資で7000万円の場合
貯金:毎月およそ111,000円の積立が必要
投資:毎月およそ146,000円の積立が必要。
貯金:毎月およそ111,000円の積立が必要
投資:毎月およそ146,000円の積立が必要
合計:267000円
以上3つのシミュレーション結果をまとめると下記の通りとなります。
❶貯金で5000万円、投資で5000万円の場合
貯金:毎月およそ185,000円の積立が必要
投資:毎月およそ105,000円の積立が必要
合計:290,000円
❷貯金で4000万円、投資で6000万円の場合
貯金:毎月およそ148,000円の積立が必要
投資:毎月およそ125,000円の積立が必要
合計:273,000円
❸貯金で3000万円、投資で7000万円の場合
貯金:毎月およそ111,000円の積立が必要
投資:毎月およそ146,000円の積立が必要
合計:267000円
上記の通り貯金と投資の配分の違いで、毎月の積立額が変わってきます。どのような配分にするかは個人個人のリスクに対しての許容度で選ぶことになります。
リスクに対しての許容度に関しては人それぞれ異なりますので、各自で決めることとなります。基本的に長期投資を考えているのであれば気にしなくても良いことなのですが、株価の大暴落が訪れた際に最悪の場合投資している株の価値が半分になってしまうことが考えられます。その額面を見た時に耐えられるラインで設定することが大切であると思います。
我が家はその状況を想像すると、❷の組み合わせまでなら耐えられるであろうと判断し
❷貯金で4000万円、投資で6000万円の配分
を適用することとしました。
資産配分のバランスはリスクに対する許容度で決めること
オマケ:積立必要額シミュレーション
今回は38歳から資産運用を始めた場合のシミュレーションを行いましたが、投資は始める時期が早ければ早いほど月々の積立額を抑えて目標額を達成することができます。
下記に投資を始める年齢が20歳、25歳、30歳、35歳、40歳の場合に年利5%で60歳までに1億円得るために必要な月々の積立額を示しますので参考にしてください。
最後に、投資に関してはネットやYouTubeで様々な人が発信していますが、投資をするに当たって最後は自分の判断/責任になります。自分にはどのような方法が合っているのか数ある情報から考えて選定することが必要です。最後は自分が納得して決める!が大事です!
数ある情報から自分で最適な方法を決めること!
投資はあくまでも自己責任です!