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インデックス投資と高配当株投資の違いって何??
投資といっても方法は一つではなく、個人個人の投資の目的によって変わってきます。長期投資の種類として代表的なもので「高配当株投資」と「インデックス投資」があります。皆さんも聞いたことがある言葉ではあると思いますが、改めてそれぞれの特徴について解説していきたいと思います。
「高配当株投資」と「インデックス投資」についてそれぞれのメリット/デメリットを含めて特徴を紹介していきます。
最後にはどのような方にあっているか?という点についても解説していきます。
高配当株投資
高配当株投資とは名前の通り、株式の配当により利益を得る手法になります。購入するのは株式の個別銘柄やファンドが投資商品を選んでくれたパッケージ商品(株式ETF)となり、基本的に株式を購入した後は売却を考えず保有し続けることが前提となります。
株式を保有していると一定周期で企業またはファンドから株主に配当金が配られます。この配当金は保有している株式によって異なり、株価に対する配当金の割合を「配当利回り」と呼びます。この「配当利回り」が高い株式もしくはファンドを購入し配当金を得ることで利益を享受する方法となります。
高配当株については下記の記事でもう少し詳しく解説しています!
高配当株投資って何??-今からでも遅くない資産運用-
高配当株投資のメリットデメリットは下記の通りです!
配当金の利回りは大体3〜5%程度
メリット.
- キャッシュフロー(定期的な不労所得)が得られる
- 配当金は株価の下落に左右されにくい
- 運用していくことで株式の知識が得られる
デメリット.
- 専門的な知識が必要な場合がある
- インデックス投資に比べて労力が必要
- 配当金で生活するには多額の資産が必要
高配当株投資が向いているのはこんな人
「長期的な資産形成」をしつつ
「キャッシュフローを得たい」
- 将来定期的な収入を確保してリタイアしたい人
- 老後に収入を定期的に得たい人
インデックス投資
インデックス投資とは主要な経済指標(インデックス)と連動するように運用されているインデックスファンドに対する投資のことです。
自分で個別銘柄を選んで購入するのではなく、インデックスファンドが経済指標との連動を目標に投資商品を選んでくれたパッケージ商品(投資信託やETF)を購入する形となります。馴染み深いものだと日経平均株価やTOPIXといった日本株の指標を目標に沿って運用されるものですので、投資商品を購入する際にはどの指標(インデックス)と連動して運用されているのかが重要となります。
インデックス投資については下記の記事でもう少し詳しく解説しています!
インデックス投資って何??-今からでも遅くない資産運用-
インデックス投資のメリットデメリットは下記の通りです!
株式価格の年間の利回りは大体5〜7%
メリット.
- 長期的に運用すれば着実に資産形成が可能
- 基本ほったらかし
- 専門的な知識があまりいらない
手軽に銘柄の分散投資が可能
デメリット.
- 資産形成までに時間がかかる
知識を得るという意味では学びが少ない - 株価の暴落時のリスクが高配当株に比べ大きい
インデックス投資が向いているのはこんな人
「長期的な資産形成」で
「”時期”と”資産額の目標”がある」
- 老後資金のための資産形成をしたい方
- 子供が生まれたばかりで大学の学費に充てたいしたい方
結局どっちがオススメ??
どちらがオススメなのか??と言う問いに対しては、「人それぞれの目標次第です」となります。
それぞれ素晴らしい投資手法であることは間違いありませんが、まとめると下記のようなイメージを持っていただければ良いと思います。
- 高配当株投資
長期的な資産形成で、安定的なキャッシュフローを得たい”中級者上級者” - インデックス投資
長期的な資産形成で、時期と資産額の目標がある”初心者”
初心者の方は迷わずインデックス投資を選んで頂くのが良いと思います!運用するにあたっての知識や手間、得られる成果を考えるとインデックス投資が断然オススメです。
ドルコスト平均法の併用
ドルコスト平均法は価格が変動する株や債券等を一定額で、かつ購入期間を分散して定期的に買い続ける手法です。
この手法を用いることで自ずと株価/債券等の価格が高い時には少なく、安い時には多く買うことができるので細かく株価相場を見ながら購入量を調整する必要なく資産を購入していくことができます。
ですので、長期的に右肩上がりの成長を続ける商品を購入すれば長期間投資すれば必ずといっていいほど利益が得られる手法となります。ただし、いくらドルコスト平均法を用いても右肩下りの成長を続ける商品を購入し続けても利益が得られませんので注意が必要です。
高配当株投資/インデックス投資とドルコスト平均法を併用することで、「銘柄の分散」、「時間の分散」、「複利効果の享受」の効果を得ることができるため、手軽にリスクを減らしながら資産を増やしていくことが可能です。
- 高配当株投資/インデックス投資はドルコスト平均法の併用がオススメ!銘柄と時間の分散、複利効果を享受しよう!
つみたてNISAやiDeCoを活用しよう!
インデックス投資とドルコスト平均法を用いて資産を形成していく中で是非使用して頂きたいのがつみたてNISAとiDeCoです。
基本的に投資によって得られる利益に対しては約20%程度の税金が課税されてしまいますが、この2つの制度はこの課税に対して免除されるという優遇措置が受けられるものです。
つみたてNISAとiDeCoはそれぞれ長期投資を前提に設計されていて、一定額を毎月長期間投資していく形となりますので、制度を使用するだけで勝手にインデックス投資とドルコスト平均法を使って資産運用ができるものとなっています。
高配当株投資に関してはつみたてNISAやiDeCoではオススメできる商品を扱っていないため、つみたてNISAやiDeCo枠はインデックスに連動した投資信託の資産運用に利用することをオススメします。
つみたてNISAについては下記の記事で詳細に解説していますので参照してください!
NISAとつみたてNISAって何?? -税制優遇を全力利用-
- つみたてNISAとiDeCo枠を使用しよう!
- 自ずとインデックス投資とドルコスト平均法で投資が可能!
- 投資で得られた利益に対しては非課税に!
まとめ
どのような投資手法を用いるかというのは結局のところ人それぞれとなります。
高配当株投資とドルコスト平均法を組み合わせることでコツコツと資産形成を行い、時間の分散効果も得ながら地道に「キャッシュフロー」を増やしていくことができます。
インデックス投資とドルコスト平均法を組み合わせることでコツコツと資産形成を行い、時間の分散効果も得ながら地道に「目標の資産額」を「目標のタイミング」までに形成することができます。
- 高配当株投資
長期的な資産形成で、安定的なキャッシュフローを得たい方 - インデックス投資
長期的な資産形成で、時期と資産額の目標がある方
インデックス投資についてはつみたてNISAやiDeCoを併用することで利益に対しての課税分に対しても非課税となり資産運用効果がさらに高まります。投資による資産運用を始めたいと考えている方は検討の余地ありです!
ちなみに私はつみたてNISAとiDeCoで楽天VTI(楽天・全米株式インデックス・ファンド)という投資信託に投資しています。なぜ楽天VTIを選んだか?という部分については過去の記事で語っていますので興味のある方は参照してください!
http://22kenf22.com/自分の人生について考える3
最後に…
投資はやはり自己責任になりますので、様々な情報に対して自分で納得した上で行動する前提で臨む姿勢が必要であると思います。(上手くいかなかった時に誰かのせいにしてもお金が戻ってくることはありませんので。。。)
金融リテラシーをあげて豊かな人生を歩んでいきましょう!!
投資はあくまでも自己責任!
自分自身が納得した上で行動を!